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16日朝にシアヌークビル州の国道4号線で前国王次男でフンシンペック党党首のノロドム・ラナリット陛下が重傷を負った交通事故を受け、同党の党員がカンボジア政府に事故の原因を究明するよう要請した。
今回の交通事故では陛下の妻が死亡している。
18日、同党のYou Hockry副代表は陛下の妻の葬儀が行われたプノンペンのBotumパゴダで「率直に言えば我々は今回の事故が本当に『事故』であったのかどうかを疑っている。今回の事故では陛下の乗っていたBMW X3と大型タクシーのHighlanderが正面衝突している。ただ陛下が交通事故に遭うのは今回が初めてではなかったのだ。我々は政府、中でも内務省に事故の原因を究明するよう求める」と述べた。
今回の事故は16日の午前10時頃、シアヌークビル州Prey Nop地区のOu’Oknha Heng自治区で発生した。事故で陛下の妻が死亡し、それぞれのドライバー2人とその他乗客4人が重傷を負った。
事故の後、負傷した陛下と元プロダンサーのPhallaさんはロイヤルプノンペンホスピタルに治療のために搬送された。
18日、フンシンペック党の大勢の党員が陛下の妻の葬儀に参列した。ノロドム・シハモニ現国王や与党カンボジア人民党(CPP=Cambodian People's Party)党員であるKong Sam Ol氏も参列し、陛下の妻に哀悼の意を表した。
フンシンペック党のHockry副代表は「陛下はロイヤルプノンペンホスピタルで応急処置を受けてから、治療のためにタイのバンコクに搬送された。妻の遺体は20日に火葬される予定だ」と語った。
同氏は「陛下が交通事故に遭ったのは何とこれで3回目だ。妻はまだ39歳で2人の子供がおり、7月29日の総選挙に出馬予定だった」と続けた。
タクシー運転手はMil Saretさん(34)だと特定されている。タクシーのHighlanderは前方の車を追い越そうと試みたところ、結果的に反対車線を走っていた陛下の乗っていたBMWに衝突したという。現在、同運転手には事情聴取が行われている。
フンシンペック党のHockry副代表は「タクシー運転手は逮捕されて然るべきだ。立派な法律違反だ」と述べた。
シアヌークビル州のChuon Narin警察署長は「タクシー運転手は地方病院に搬送され、刑務所職員によって保護されている。今回の事故が政治的な策略で故意に起こされたものだと世間でささやかれているようだが、あくまでただの『事故』でしかない」と語った。
出典:KhmerTimes
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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