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プノンペン警察はプノンペンで発生したとされる不可解な少女誘拐事件について捜査を進めている。この事件では中国人の犯人らが少女を誘拐し、薬物の服用を強制させたうえ、人身売買を行おうとした疑いが持たれている。
月曜日、誘拐された少女の父親であるSum Vathanaさんは地元メディアに対し、娘が誘拐され3日間人質にされたあと解放されて、現在は自宅に戻ってきたと話した。
Vathanaさんは娘が中国人らに誘拐され、Dangkor地区内で他の被害者10人と監禁されたうえ薬物の服用を強制されたと主張している。
Vathanaさんは「誘拐犯は中国人で、娘たちは暗い場所で監禁されていた。犯人らが誘拐された娘たちを別の場所に輸送している最中に、娘は何とかして逃げた。拘束中に与えられたのは水と薬だけだったと聞いている。娘は3日間に渡り誘拐されていたが、耐え、逃げることを諦めなかった。娘が犯人らから逃げた後、私に電話をかけて無事を知らせたので、Boeng Keng Kang IIまで迎えに行った。」と詳細を語った。
Vathanaさんは娘が誘拐されたのは登校中だったと付け加えた。
昨日、Dangkor地区のChim Sitha警察署長は警察がVathanaさん宅周辺を捜査中だとコメントした。
Sitha氏は「現在、警察はこの事件の真相を究明するため、捜査中だ。捜査に支障をきたす可能性があるので質問に答えるのは控えたい。今後、内務省や地方警察と協力する必要がある」と話した。
同氏は取材後、電話での問合せに応じることはなかった。しかし、地元メディアによると、同氏は少女は連れ去られたのではなく、自宅から逃げ出したとして、Vathanaさんの話は真実でない可能性があると話していたようだ。
Prey SarコミューンのSum Sary警察署長も7日のVathanaさんの話に首を傾げた。
Sary氏は警察最高幹部との協議の結果、この誘拐事件は真実ではないと考える意向を示した。
同氏は「Vathanaさんは娘が3日間誘拐されたあと、Boeng Keng Kang IIコミューンで発見されたと警察に話した」という。
また、同氏は「我々は被害に遭った少女への聞き取り調査を試みたが、父親であるVathanaさんは少女が入院していると言って面会を許可してくれなかった。Vathanaさんは警察の聞き取りで娘が誘拐されたと話しているが、実際は誘拐事件は起こっていなかった可能性が高い。ただ、依然として警察の捜査は続いている」と語った。
同氏は警察最高幹部の会合で他の少女が誘拐で行方不明になったという報告は一切なかったと話している。
さらに同氏は「我々は地方警察全体に同じような事件の報告がなかったか確認したが、そのような話を聞いた警察官は誰もいなかった」という。
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