11月5日、人権団体「Licadho」は、2018年1月〜9月の間における児童性的虐待件数が110件であるという報告書を公表した。

 

<性的虐待事件を調査する警察官>

 

同報告書によると、人権団体「Licadho」は1月から9月の間にプノンペンやカンボジア国内の14の州において、被害者の家族から報告があった110件の児童性的虐待事件を記録したという。

 

同団体によると、8名の子供が性的虐待で死亡し、他の被害者は負傷したという。

 

整った教育制度や社会保障が確立されていないバタンバン州やコンポンチュナン州の地方では多くの児童性的虐待事件が発生している。

 

11月5日、人権団体「Licadho」の技術管理者であるAm Sam Ath氏は、児童性的虐待の原因は薬物の乱用やアルコールの過剰摂取によるものだと非難している。

 

「一般家庭ではたいてい親が外出し、その間幼い子供は祖父母や親戚と一緒に暮らしているようだ。家に残された幼い子供は十分に面倒を見てもらえず、場合によっては親戚らに性的虐待を受ける。最悪、父親が自分の娘に性的虐待を行うことさえある」と同氏は述べた。

 

多くの児童性的虐待事件は司法制度が適用されることなく、加害者は逮捕されないため、被害者側が納得できる形で事件を解決させることは困難であるという。

 

「加害者が家族という場合もあるものの、何か対策を施さなくではならない。性的虐待は非人道的で、残虐である」と同氏は述べた。

 

昨年、人権団体「Licadho」は性的虐待の被害にあった147名の子供のうち、6名が死亡したと報告した。

 

11月5日、社会問題省の技術部門長であるTouch Channy氏は、性的児童虐待件数は年々減少していると主張し、同団体が発表したデータを退けた。

 

同氏によると、政府は国際社会や専門家と協働して、児童性的虐待の問題に取り組んでいくという。

 

「政府は児童性的虐待問題を黙認しない。我々は児童性的虐待問題は深刻になっていることは認識しているが、事件件数は減少している。多くの人々がしっかりとした教育を受けられていないことや流入してきた外国文化が人々に及ぼす悪影響が原因となって児童性的虐待が行われてしまう」と同氏は述べた。

 

同氏によると、社会問題省は先週、21カ国の代表らと、子供たちを性的虐待から守る方法について議論を行う会議を開いたという。

 

同氏は、社会問題省は閣僚評議会に対して児童性的虐待問題に優先的に取り組むことを求めた会議の最終報告書を起草したと述べた。

 

出典:KhmerTimes

 

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