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昨年の交通事故による死亡者数は1761人、負傷者数は4771人であった。
2日、内務省交通警察局はバイク運転手に対して、事故を起こした場合、現場からの逃走しないよう呼びかけた。
今回の呼びかけは28日にトゥールコルク区228通りで大学生が死亡したひき逃げ事件を受けて行われた。
フンセン首相が現場から逃走した容疑者を「非道徳的」だと非難たことから、事件は国民からの注目を集めた。
1日、閣僚会議での記者会見では、Run Roth Veasna交通警察局長は、事故の責任の所在はいかなる場合においても運転手が負うべきだと述べている。
「運転手は罰せられることを恐れ現場から逃走するが、事故に対して責任を負う必要がある」と述べた。
「運転手を犠牲にしを判断して被害者に変えることをしないように呼びかけ、ことにより新たな犯罪を生み出している」とLt Gen Roth Veasna氏は付け加えた。
Sok Pheng閣僚評議会副会長は、運転手は自身の身の危険を感じた際に逃走する傾向にあると述べた。
Pheng副会長は、事故を起こした運転手は責任から逃れるために逃走するのではなく、自分自身の身の安全を守るために逃走していると述べた。
「事故現場の状況において、逃走した場合、運転手は自分自身の身は守ることができるが、その後事故の解決のためには出頭しなければならない。正義の名の下の集団暴行は国際犯罪だ」とPheng副会長は話した。
Phay Siphan政府広報担当は、交通事故は依然として主要な死因であり、国の発展に課題を投げかけていると付け加えた。
Siphan氏は警察の捜査には写真と車両の映像、ナンバープレートが不可欠であり交通事故が発生した場合、当事者は地方自治体に報告する必要があると話した。
「ソーシャルメディアを使って事故目撃者や一般ユーザーが事故を拡散していることに感謝したい。情報拡散により警察の捜査が容易になり、容疑者逮捕に繋がる」と同氏は話した。
「交通法を犯した者を特定できるよう交通事故を詳細に渡り警察に報告するよう呼びかける」とSiphan氏は続ける。
交通安全協会のEar Chakrya会長は、政府は交通問題や事故加害者への集団暴行の問題に取り組むためにより良い仕組みを作らなければならないと述べた。
「政府は交通法を整え、国民の交通法に対する認知度と理解度を向上すべきだ。近年、ソーシャルメディアユーザーが事故の情報拡散をしているが、正しい仕組みではない」Chakrya会長と述べている。
交通警察によると、今年1月から3月の交通事故による死亡者数は200人以上に上るという。
31日、Chanthol運輸大臣は、交通事故による被害総額は年間3億5000万ドルにものぼると話した。
Chanthol氏は、交通事故による死亡者の78%がヘルメットを着用していなかったことが原因で死亡していると続けた。
同氏は、「バイクを運転する際は制限速度を厳守し、バイクに乗る際はヘルメットを着用すべきだ」と注意を促した。
出典:KHMER TIMES
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