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アプサラ機構の職員はシェムリアップのアンコール遺跡群で観光客を背中に乗せて運ぶ象が生息に適したジャングル地帯に引っ越すと発表した。
カンボジアのアンコール遺跡群の管理を手掛けるアプサラ機構は自然生息地で暮らすことは象にとって重要なことで、観光客には別の魅力や移動手段を提供することができると声明を発表している。
民間企業が管理する象14頭のうち数頭は年齢が高く、健康に問題を抱えているという。象は2001年から象乗り観光として、観光客を背中に乗せて運んでいる。
2016年には、アンコールワット周辺で観光客を乗せて45分歩いた象が、その後倒れて死亡する事態が発生し、ソーシャルメディア上で批判を集めていた。
インターネット上にはアプサラ機構に対して象乗り観光を終了することを呼びかける声が寄せられていた。
アプサラ機構は今後、アンコールワットから40キロメートル離れた場所で象を見学することは可能だが、乗ることはできないとしている。
アプサラ機構の報道官であるLong Kosal氏は、象を保有する会社が引き続き象の世話をし、観光客にパフォーマンスを披露できるように訓練をすると話した。
また、象2頭はすでに新しい居住地に移動しており、残る象は年末までに移動する予定だという。
9世紀〜15世紀に建設されたアンコールワットはカンボジア最大の観光地で、ユネスコの世界遺産にも登録されている。
さらに、国の象徴的な遺跡として、カンボジアの国旗にも描かれている。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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