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アプサラ機構は世界遺産であるアンコールワット遺跡群内での食事を禁止すると発表した。
2月28日、アプサラ機構ディレクターのHang Pov氏は書簡の中で、アンコールワット寺院を含む数多くの有名な遺跡があるアンコールワット遺跡群内での食事を禁ずると述べた。
「日の出や日の入りに遺跡を訪れ食事をとる人が多いが、歴史あるクメール遺跡を保護し、遺跡内における秩序や衛生面を保つために遺跡内での全ての食事を禁ずる」と述べた。
同氏はツアーオペレーターや観光協会、ツアーガイドの顧客にも寺院内での食事を取らないように伝えると付け加えた。
Siem Reap州環境部門責任者のNuon Mony氏は3月3日、食事を禁止することでアンコールワット遺跡群は清潔に保たれるだろうと述べた。
「食材廃棄やゴミの投棄はアンコールの自然や寺院に影響を与える」と同氏は述べ、「当局はアンコール地域の保全活動に取り組む」と続けた。
Mony氏は観光客は寺院内に代わり、食事をとる最適な場所を見つけるべきだと加えた。
Siem Reap市在住のSou Malin氏は1日、住民も寺院内での食事禁止の案を支持すると述べた。
「食事後ゴミを散らかしたまま、掃除をしない人もいて汚れてしまう」と述べた。
2017年10月、アプサラ機構はアンコールワット寺院前における料理の露天販売を禁じた。
ユネスコに登録されているアンコール寺院を含むアンコール遺跡公園は、昨年チケット代での収入は前年比 8%増加し1億1,660万ドル(約130億円)に上った。
1月に出された国営アンコールエンタープライズ研究所の発表によると、昨年1月から12月間でアンコール遺跡公園を訪れた外国人旅行者数は前年比5.4%増の250万人に上った。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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