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フンセン首相のアシスタントを務めるEang Sophalleth氏は12月2日、Carmen Moreno駐カンボジアEU大使がフンセン首相との会談でカンボジア政府の持続的な経済開発を称賛したと明らかにした。
「Moreno大使はカンボジアの発展に対して称賛と謝意を示した。」とSophalleth氏は会談後に記者に対して話した。
また、「持続可能な発展や気候変動、天然資源管理、持続可能な貿易において、カンボジアは正しい道を進んでいる。」とSophalleth氏は続けた。
「Moreno大使はカンボジアが平和で安定していることが、発展につながっていると話した。また、カンボジアの平和と安定は、国の将来とカンボジアの若い世代にとって前提条件となるとMoreno大使は話した。」と続けた。
フンセン首相はMoreno大使の着任に祝意と歓迎の意を表したという。
Sophalleth氏によると、フンセン首相はMoreno大使に対してカンボジアとEUの関係を強化することを要求したという。
「フンセン首相はカンボジアの発展への協力に対して、Moreno大使に感謝の意を伝えた。」とSophalleth氏は明らかにした。
Moreno大使は武器以外の全品目を数量制限なしに無関税でEUに輸出できるEBA協定の見直し手続き期間の最中に駐カンボジア大使に任命された。
2017年に当時の最大野党であったカンボジア救国党(CNRP)の解党命令を最高裁判所が出したことに始まり、欧州委員会はカンボジアの人権問題や民主主義における問題を背景にEBA協定の見直し手続きを行っている。
欧州委員会は2020年2月に最終決定を下すとしている。
EUはカンボジア政府に対して、民主主義と法の支配、基本的人権と表現の自由を保証するよう要求している。
カンボジアはこれを内政干渉だとしており、フンセン首相は以前、カンボジアの自主権のためにEBA協定を失う準備ができていると発言していた。
カンボジア王立アカデミー国際関係研究所の責任者であるKin Phea氏は2日、Moreno大使がフンセン首相との会談中に使った言葉は外交的だと話した。
「Moreno大使が使用した言葉は肯定的なものしかなく、外交的であったと感じる。発言とは裏腹に、両国の関係はよくないように見受けられる。」とPhea氏は話した。
「EUは過去数十年に渡り、カンボジアの発展に協力してきたが、EBA協定が近い将来に失効すれば、過去の努力は水の泡となり、カンボジアでの影響力を失うだろう。」とPhea氏は続けた。
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