<世界保健機関(=WHO)はパートナーに対して政府と密接に協力し合うことを求めた(写真提供:KT/Khem Sovannara)>

 

21日、保健省職員は2018年のデング熱による死亡者数は2017年のデング熱患者数を上回ったと発表した。

 

寄生虫学・昆虫学・マラリア学センターのHuy Rekol局長は、同センターが発表した報告書によると、昨年、2万4684件のデング熱が確認され、23人が死亡したと明らかにした。また、6372件のデング熱が確認され、3人が死亡した2017年と比較すると急増しているという。

 

<子供はデング熱に感染しやすいという(写真提供:KT/Khem Sovannara)>

 

同局長はデング熱の患者が急増した背景には昨年の季節の移り変わりや気候変動があると述べた。

 

「熱帯アジアで5年から6年の周期で発生する季節サイクルや気候変動が原因で2018年のデング熱患者数は2017年を上回った。昨年のデング熱患者の多くはプノンペン、コンポンチュナン州、プレアヴィヒア州、シェムリアップ州、クラチエ州、コンポントム州、ウドンメンチェイ州、バンテイメンチェイ州で確認されている」とコメントした。

 

「我々はデング熱を防止するために尽力しており、幸いデング熱の防止に成功している。今年はまだ季節サイクルの真っ只中なので、我々はデング熱が流行することに気をつけなければならない。カンボジアのみならず、他のアジア諸国でもデング熱の流行に対する予防策を実施している」と語った。

 

同局長によると、寄生虫学・昆虫学・マラリア学センターは国内の感染症を90%減少させる目的で250トンの殺幼虫剤(=BTI)と3000リットルの蚊殺虫スプレーを供給したという。

 

20日(水)、Mam Bun Heng保健大臣は職員に対してできるだけ効果的にデング熱の流行を防ぐよう求めた。

 

「職員らは建設現場や住宅街に対して、デング熱患者数が減少したかどうかを検査しなければならない」とコメントした。

 

昨年、保健省がデング熱患者数の急増を警告した後、同センターは初めてデング熱の流行に対する防止策を導入したという。

 

また、同センターは缶や古びたタイヤ、瓶などに汚い水が入っていないかを確認するなど、屋内にいる蚊や幼虫を駆除するためのガイドラインを発表した。

 

WHOのカンボジア代表であるLuciano Tuseo氏はWHOのパートナーに対して引き続き政府と協働していくことを求めたという。

 

「全パートナーが政府と密接に協力して相乗効果を生み出すことで、近い将来、デング熱を撲滅できることを期待している」とコメントした。

 

出典:KhmerTimes

 

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