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<2019年1月〜3月、外国人による犯罪件数は前年同期比の49%増だったという>
5月7日に公表された国家警察の報告書によると、2019年第1四半期にカンボジア国内に在住する外国人のうち、国籍別の犯罪被疑者・被害者数で中国人が最も多かったという。
報告書によると、2019年1月〜3月まで外国人が関わる犯罪は82件報告されたという。2018年1月〜3月までは55件報告されており、前年同期比の50%増だという。
また、国家警察は中国人241人、ベトナム人49人、タイ人26人、韓国人4人、アメリカ人3人を含む外国人341人を逮捕したという。
外国人による犯罪が多く発生したのは、シアヌークビル、シェムリアップ、プノンペンだったそうだ。
報告書には、前年同期比15%増の35ヶ国211人の外国人が犯罪の被害を受けたことも示されている。
被害者は国籍別に、中国人が98人、フランス人が12人、イギリス人が11人、ドイツ人が9人、アメリカ人が7人だったという。
7日、国家警察副責任者のThong Lim氏は州警察に対し、各国の大使館が情報不足のため不満をもっており、情報提供を徹底するよう呼びかけたという。
Lim氏は「一部の州警察はすぐに外国人が関連する事件を報告しないため、国家警察が事件を把握するのに困難を極めている。そのため、各国の大使館は外務省に直接問い合わせる必要がある」と述べた。
また「現状を改善させ、警察の責任を完全に果たすために、警察は問題を解決する特別なスキルをもつ必要がある」と続けた。
<国家警察は中国人241人、ベトナム人49人、タイ人26人を逮捕した>
国家警察広報担当のChhay Kim Khoeun氏は、カンボジア国内には多くの中国人投資家がおり、国籍別犯罪者数で中国人がトップだったことに疑問はない述べた。
同氏は「より多くの犯罪を取り締まることは難しい。経済発展や投資に関連し、多くの外国人投資家や観光客がカンボジアを訪れるため犯罪件数も増加する」と語った。
政治評論家のSok Sakoun氏によると、国家警察は中国人投資家や観光客の関連する犯罪を監視する特殊部隊を設置するべきだという。
Sakoun氏は「特殊部隊は中国人の監視や取り締まりに焦点を当て、中国人に関する統計データや情報を収集する必要がある」と述べた。
9月、内務省は中国人流入が増加したことに伴う犯罪の取り締まり強化のため、シアヌークビル警察を支援する特殊部隊を設立した。
10月、特殊部隊は中国人投資家の増加に伴い、カンボジア国内で犯罪組織が設立されていることを明らかにした。
出典:KHMER TIMES
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