地方選挙、19団体の1010人が選挙監視へ

地方選挙、19団体の1010人が選挙監視へ
2019年05月23日 00時00分 公開
地方選挙、19団体の1010人が選挙監視へ

<26日に行われる地方評議会選挙では1000人以上の選挙監視員が配置されるという(KT/Siv Channaより)>


22日、カンボジア国家選挙管理委員会は26日に行われる地方評議会選挙で、19の国立機関から選挙監視員を配置することを明らかにした。


選挙管理委員会広報担当のDim Sovannarom氏によると、カンボジア青年連盟やNGO団体をはじめとする19団体の合計1010人が監視にあたるという。


同氏は、国際団体は監視団体として登録していないが、23日まで登録することが可能だと述べた。


同氏は「5政党が選挙監視や開票を行う団体として登録している。カンボジア人民党(CPP)から406人、フンシンペック党から109人、KNUPから97人、クメール意思党(KWP)から64人、カンボジア青年党(KYP)から28人が登録した」と語った。


選挙監視を専門として行うNGO団体ニクフェク(Nicfec)のSam Kuntheamy代表は、今回の選挙が不正なく行われることを期待しているという。


Kuntheamy代表は「選挙監視を行う数は少ない上、国際団体は登録していない。国内には1万人以上の有権者がおり、ニクフェクは不正なく行われた選挙を受け入れる」と述べ、ニクフェクは今回の地方選挙で監視を行わないことを明らかにした。


KWP党首のKong Monika氏によると、同党の64人がプノンペンやKampong Cham州、Banteay Meanchey州、Kampong Thom州、Kandal州、Prey Veng州といった主要都市で選挙を監視しする予定だという。


Monika氏は「KWPは若者に監視を行わせることで、選挙に参加する機会を与えている。選挙のさまざまな手順に注意させ、地方選挙の準備を経験させることができる」と語った。


4月に行われた選挙管理委員会のプレスリリースによると、7政党の登録が完了したという。登録が完了したのは、CPP、KNUP、フンシンペック党、KNP、KYP、KWP、クメール決起党(KRP)の7党だ。


先週、CPPやKNPをはじめ登録された政党による支援者を集める選挙活動がプノンペンで開始された。


多くのCPP党員がKoh Pichで選挙活動のために集まり、また多くのKNP党員も党の拠点であるMeanchey地区に集まった。


プノンペンと24州の評議会の559議席とカンボジア国内の区やコミューンの3555議席をめぐり選挙戦が繰り広げられる。投票権はコミューンの評議員のみに与えられている。

 

出典:KHMER TIMES

 

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