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<赤いシャツを着たChea Chiv氏がBattambang州裁判所から出てきた様子>
カンボジア救国党(CNRP)元党員のChea Chiv氏によると、16日に同氏はBattambang州裁判所でカンボジア国家選挙委員会に罰金を課された「クリーンフィンガーキャンペーン(Clean Finger Campaign)」に関する事情聴取を受けたという。
2018年、Chiv氏を含むBattambang州を拠点とするCNRP元党員5人は、最高裁判所によるCNRPの解散命令をきっかけに、投票者に対して2018年の総選挙へ投票しないよう呼びかける「クリーンフィンガーキャンペーン」に参加したとして有罪判決を受けた。
16日、CNRP元幹部でもあるChiv氏によると、同氏と他5人は最高裁判所の解散命令に違反したと批判されているという。
同氏は、キャンペーンに関して事情聴取するために裁判所に召喚された時は驚いたと話した。
また、「昨年のキャンペーンに参加したことで有罪判決を受け、すでに国家選挙管理委員会に罰金を支払った。それにも関わらず、裁判所が再び私を召喚した理由がわからない。この件はすでに終わっており、裁判所はこれ以上事情聴取を行うべきではない」と述べた。
同氏によると、事情聴取の際、CNRP元党首のサム・レンシー氏が党首代行に指名された件についても質問が行われたという。
レンシー氏に対する支援を否定していないChiv氏は表現の自由を主張した。
Chiv氏は「自分の意見を主張する権利がある。ソーシャルメディアに投稿する内容は個人の意見であり、批判されるべきではない。私はCNRP元党員として活動していたため、裁判所は召喚し、圧力をかけようとしている」と続けた。
弁護人を務めるSam Sokong氏は、今回の件は選挙管理委員会と評議会の管轄であり、裁判所はChiv氏に事情聴取を行うべきではないと主張している。
Sokong弁護士は「今回の件に関して、Chiv氏に事情聴取を行うことは時間の無駄だ。裁判所はレンシー氏を支援する元党員に事情聴取を行い、批判しようとしている」と続けた。
同弁護士は、Battambang州裁判所に対し、元党員がソーシャルメディア上で意見を述べることは問題ないため、今回の召喚を取り下げるよう申請する予定だ。
16日、Battambang州検察官のKy Bunnara氏はコメントを控えた。
出典:KHMER TIMES
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