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<プノンペン市長が覚書に署名する様子(Fresh Newsより)>
プノンペン市は国際協力機構(JICA)と、1年間に渡る実行可能性調査の後、Dangkor区Choeung Ekコミューンに廃水処理場を建設する覚書に署名した。
プノンペン市長のKhuong Sreng氏によると、覚書の締結前から両者は廃水処理場建設による環境への影響などを含む実行可能性調査に参加していたという。
また、同市長は2500万ドル(約27億5000万円)規模の今回の建設計画により、下水排水設備の改善され、プノンペンの排水が直接川に流れることがなくなると話した。
同市長によると、今回の建設資金は日本政府から支援されていることと、処理された水がプノンペン南部に供給されることを明らかにした。
同市長は「今回の廃水処理施設は1日あたり5000立方メートルの汚水を処理することが可能で、プノンペン北部の水質汚染を改善することが期待されている。Choeung Ek湖の近くに16ヘクタールの面積で建設される」と話した。
また、同市長はプノンペンの発展を支持し続ける日本政府に対して感謝の意を表明した。
同市長は、日本政府はプノンペンのさまざまなインフラ整備に金銭的・技術的な支援を提供しており、カンボジアとの関係が強化されると続けた。
JICA代表の伊藤民平氏は、覚書の署名式で汚水が川に流れることで、水を使用する人々や動物に影響を及ぼしていると述べた。
また、川を以前の状態に戻すには廃水処理場建設より費用がかかると主張した。
伊藤氏は「実行可能性調査によると、廃水処理場は1日あたり5000立法メートルの汚水を処理することが可能で、プノンペン南部、北部とも恩恵を受けることが期待されている」と続けた。
2018年、J2018年、JICAは工業・手工業省とカンボジア都市部の水供給システムを強化する同意書を締結した。
JICAは、複数の廃水処理施設がプノンペンをはじめ、シェムリアップ州、Battambang州、Kampong Cham州、Kampot州、Pursat州、シアヌークビルですでに建設が開始されていることを強調した。
出典:KHMER TIMES
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