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<26日、コミューンの評議員が地方選挙に投票する様子(KT/Khem Sovannaraより)>
27日、カンボジア国家選挙委員会は、26日に投票が行われた地方評議員選挙でカンボジア人民党(CPP)が議席の大多数を獲得したことを明らかにした。
国家選挙委員会広報担当のHang Puthea氏によると、CPPは今回の地方評議員選挙で1万1565票、1万1123票を獲得したという。
今回の地方評議会選挙では、プノンペンや24州の評議会の559議席とカンボジア国内の区やコミューンの3555議席の獲得をめぐり選挙戦が繰り広げられた。
公式の選挙結果は6月8日に発表される予定のため、CPPが獲得した議席数は確定していない。
Puthea氏によると、CPP以外の5政党も票を集めたという。
同氏は「フンシンペック党は226票、クメール国民統一党(KNUP)は175票、クメール国民党(KNP)は14票、カンボジア青年党(CYP)とクメール意思党(KWP)はそれぞれ2票を獲得した」と述べ、クメール決起党(KRP)は票を得られなかったことも明らかにした。
今回行われた地方選挙の総投票数は1万1548票に上り、同氏は棄権も見受けられたと述べた。
同氏は「棄権に関しては、問題として見直す必要がある」と述べた。
また、同氏は国家選挙委員会がどの政党からも不平や不満が出ていないと強調した。
同氏は「今回の選挙はスムーズに行われ、問題は発生しなかった」と述べ、選挙法によると政党は2日間不平や不満を提出することが許可されていると続けた。
地方評議員選挙は5年に1度行われ、市や州、地区の評議員がコミューンの評議員により選出される。
<投票を行うため列をなす有権者の様子(KT/Khom Sovannara)>
各政党は市や州、地区の評議員の候補者を選出し、5年に一度行われるコミューンの選挙で選ばれた評議員に投票権が与えられる。
27日、選挙監視を専門に行うカンボジア自由・公正選挙委員会(COMFREL)のKorn Savang氏は、地方選挙も普通選挙で行われるべきだったと述べた。
同氏は「地方評議員は社会発展に努めることが重要であるため、普通選挙で選出されるべきだ」と述べた。
また、過去に同氏は複数の市民団体やNGO団体が国家選挙委員会に対し、現在の地方選挙を直接投票にする選挙法の改正を要請したと語った。
同氏は「評議員は国民の代表であるため、普通選挙で選出されるべきだ」と続けた。
また、同氏は2017年に解散を命じられたカンボジア救国党(CNRP)を過去に支持していた評議員のいる一部の政党が参加できなかったことに言及した。
同氏は「CNRPの解散後、一部の政党がCNRPの元コミューン評議員を受け入れた。今回の選挙結果はコミューンの評議員に数により決定されるのは明らかだ。コミューンの評議員の多くがある政党に所属していれば、その政党は多くの議席を獲得することになる」と続けた。
フンシンペック党広報担当のNop Sothearith氏は、同党が今回の選挙結果を受け入れるつもりだと述べた。
同氏は「フンシンペック党は今回の結果を受け入れ、支持はするものの国家選挙委員会の公式発表を待つ必要がある」と続けた。
カンボジア青年党(CYP)党首のPich Sros氏も公式発表を待っていると語った。
同党首は「CYPの評議員は3人のみであるにも関わらず、今回の選挙で8票獲得できたことは光栄だ」と話した。
出典:KHMER TIMES
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