プノンペンの日系クリニック「サンインターナショナルクリニック」の荒木医師(整形外科専門医、日本体育協会スポーツ医)により、第1回ではスポーツ・外傷外来、第2回ではスポーツ・外傷外来での治療法について解説しました。
今回は、荒木医師がサッカー、ゴルフ、テニスにおける障害について解説します。
サッカーにおけるスポーツ障害
図:Jリーグ傷害報告(2011年、J1・J2リーグ)
2011年のJリーグの傷害報告をみると下肢が332例(大腿100例、足関節89例、膝関節68例、下腿44例)で59.1%を占めています。
直接的な接触が多く、足関節・膝関節では捻挫、靱帯損傷が最多で、大腿部では打撲、肉離れが多いです。
ゴルフにおけるスポーツ障害
腰痛・頚痛
ゴルフは脊椎を軸とする回転運動であるため、この時にかかるストレスが大きく、脊椎や股関節等に障害をきたしその結果、症状として現れてきます。
腰痛の原因としては椎間板ヘルニアや腰椎分離症などがあり、また、スイングの無理が下肢に筋腱の慢性炎症が続いている場合もと考えられます。
頚部痛にも大きな力がかかることによって頚部の負担も増えるのでより正確な技術と首周囲の筋力と柔軟性をつけておく必要があります。
さらにゴルフの際に多く見られるのが肋骨の疲労骨折です。これは体幹の捻転によって生じます。
ゴルフ肘
ゴルフ肘は別名上腕骨内側上顆炎といい、主に肘の内側の出っ張りが痛みます。
簡単に言うと腱鞘炎の一種であり繰り返し引っ張りの力がかかることによって発生します。
肘のストレッチが最も有効ですが治療には何か月もかかります。
超音波療法やブロック注射、装具装着などをして治療をしていきます。打撃時のフォームや日常生活動作も関連します。
テニス肘におけるスポーツ障害
テニス肘は別名上腕骨外上顆炎といい、主に肘の外側の出っ張りが痛みます。
ゴルフ肘と同じ理由で繰り返し引っ張りの力がかかることによって発生します。治療はゴルフ肘と基本的には同じです。
スポーツ・外傷外来開設
この度、「サンインターナショナルクリニック」では、スポーツ・外傷外来を開設することとなりました。
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