カンボジア、日系企業の協力のもと水耕栽培による野菜の生産拡大を目指す

カンボジア、日系企業の協力のもと水耕栽培による野菜の生産拡大を目指す
2017年08月24日 00時00分 公開
カンボジア、日系企業の協力のもと水耕栽培による野菜の生産拡大を目指す


日本のアジアゲートウェイ株式会社は、カンボジアで、水耕栽培の試験事業を実施する予定である。
 
試験事業はまずカンボジア王立農業大学で行われ、その後全国的に新たな栽培モデルとして活用される予定だ。

アジアゲートウェイ株式会社の木村友則代表は水曜日、ヴェイン・サコン農林水産大臣と会談し、カンボジア王立農業大学の協力のもと、水耕栽培農場が新たに開かれると述べた。

アジアゲートウェイ株式会社は、インフラ整備に特化した企業である。

木村氏は、「この試験事業は間もなく開始され、最新の技術を応用した水耕栽培技術を導入する。また、弊社は水耕栽培によって生産される野菜の市場調査や研究なども行う予定だ。」と述べた。

サコン農林水産大臣は木村氏に対し、「カンボジアの人々、特に都市部の住民は無農薬野菜など、食の安全について大いに関心がある。水耕栽培をすぐに開始し、その技術を地方へも広めていきたい。」と語った。

カンボジア王立農業大学のゴ・ブンタン教授は、「試験事業の開始日は正確に決定していないが、間もなく開始されるだろう。カンボジアにとって、水耕栽培は新しい試みであり、我々はそれをどのように応用できるのか、そしてどのような利益があるのか研究する必要がある。」と述べた。

「水耕栽培は雨や干ばつなどの天候に左右されず、野菜を生産することができる。 この事業が成功すれば、民間企業や農家でもこのモデルを応用できるようになるだろう。」

農林水産省の役員であるケアン・ソフィア氏は、市場での野菜の供給量を増やすことは政府の目標の一つであるとし、同社の動きを歓迎した。

同氏は、「カンボジアでは今まで水耕栽培を行ったことがない。しかし、この方法は年間を通して安定的に栽培を行うことができるので、価格競争も起きにくくなるだろう。また、カンボジア市場における野菜の供給量増加に大いに貢献する可能性を秘めている。」と語った。

カンボジアは現在、近隣諸国から1日当たり300〜400トンの野菜を輸入している。

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