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昨日、ハイネケンアジア太平洋の子会社を保有するカンボジアブルワリー株式会社はプノンペン東部の郊外にて2つ目となる新たな工場の操業式を行った。この新たな工場の操業開始でビールの生産量が3倍になり、ハイネケンの新らしい生産ラインができることが期待されている。
カンボジアブルワリー株式会社は1億ドルを新工場に投資した。これによりタイガーやABC、アンカー、クラウン、ハイネケンを含むビールの生産量が増加するという。新工場の稼働で一日の生産可能量は10万ケース、年間の生産可能量は300万ヘクトリットルとなる。これは現在の3倍の生産量だ。
工場の操業式にて、フン・セン首相は自身が1996年に同社の1つ目の工場の操業式に出席しテ以来なされてきた変化について言及した。フン・セン首相はカンボジアの産業発展における同社の貢献について話し、カンボジアのビール産業の規模に対して畏怖の念を表明した。
「この工場だけ年間300万ヘクトリッターのビールの製造が可能だ。また、国内にはカンボジアビールブランドだけでなく多くの輸入ブランドが存在する」と話した。同時に、カンボジア人が実際にどれくらいビールを消費しているのかについて疑問を呈した。
ハイネケン社のデータによると、カンボジア人は年間610万ヘクトリッター、一人当たり38.6リッターのビールを消費しているという。カンボジアの一人当たりのビール消費量はヨーロッパ諸国に比べると半分程度だが、アセアン地域では最もビールの消費量が多い国だ。
ハイネケンアジア太平洋のフランス・ウスマン代表はカンボジアの着実な経済成長や生活水準の上昇、ライフスタイルの変化は国内のビール消費量の増加につながると期待していると話した。
しかしながら、同氏は潜在的な市場の成長はハイネケン社はカンボジアブルワリー株式会社に以前は国外から輸入されていたハイネケンのライセンスを認可した理由の一部でしかなかったと話した。
「カンボジアブルワリー株式会社はハイネケンを生産することを許可されており、カンボジアは将来の成長や厳重な品質水準などから競争的な生産拠点だ」と同氏は続けた。
ウスマン氏は工場の拡張で同社は1時間で9万缶とボトル20万本の生産が可能になると明らかにした。
工業手工芸省の報道担当官であるオウム・ソタ氏は今回のハイネケンの工場拡張に対する投資の決定は同社の品質管理に対する自信の表れだと話した。
「カンボジア国内へのハイネケンビールの輸入は国内のブルワリーによる供給が増えればなくなっていくだろう」と話した。
また、「それはカンボジアブルワリー株式会社の生産が国際水準に沿っているかつ、ハイネケンの品質が他国で生産されているものと同様であることを証明している」と続けた。
カンボジアブルワリー株式会社はカンボジア国内の3つの大手ビール会社の一つだ。のこる大手2社はアンコールビールやバイヨンビールなどを生産するカンブリュー社、カンボジアビールを生産するクメールビバレッジだ。
1月、クメールビバレッジ社のピーター・リアン氏はプノンペンポスト紙に対し、新たな生産ラインを作るために同社が行っている1億2千万ドル規模の工場拡張工事が終了間際であることを明らかにした。
「工場の拡張でビールの最大生産可能量は年間500万ヘクタリッターとなり、他の飲料の生産可能量は年間300万ヘクタリッターとなった。また、将来、新たな飲料の生産の為に200万ヘクタリッター分の生産ラインを確保している」と同氏は話した。
phnompenhpost.com
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