内務省 人身売買を認める政府役員に言及

内務省 人身売買を認める政府役員に言及
2016年12月13日 00時00分 公開
内務省 人身売買を認める政府役員に言及
内務省のサー・ケン氏は今週、「政府組織の中に人身売買に関与している者がおり、処罰の対象として売買をやめさせて“善良な人”に戻す。」と発表した。

過去何年にもわたり政府の嘆かわしい汚点の数々を認めてきたケン氏は、日曜日にプノンペンのコーピック島で行われたスピーチにおいて「人身売買という我が国の悩みの種は“人身売買と戦っていくべき人材”によって促進されていた。」と訴えた。

「人身売買を犯している者との共謀・協力して問題を生み出している政府役員、またはその行為に関与している政府役員は直ちに人身売買の関係の問題から手を引き、善良な者へと変わらなければならない。関与している政府役員は、今後人身売買をしていることを隠し通せなくなる。法により裁かれることになる」と強調した。

ケン氏はどのようにして人身売買に関与している役員を暴いて処罰するかは語らず、内務省代表のキエウ・ソフィアク氏のことにも触れなかった。プノンペン人身売買取り締まり課代表のケオ・テア氏は「警察は常に誰が人身売買に携わっているか捜査をしている。」と述べた。

ケン氏が“人身売買の取り締まり課の腐敗”について触れても、「我々は極めてまじめに任務に努めている」と訴えたテア氏。テア氏は、「彼の主張の中には、特定の役員は言及されていなかった。彼はただ、すべての政府役員、市民、取り締まり課の役員に対して警告を発しただけだ。」と続けた。
 
与党(CNRP)代表イム・ソヴァン氏は「ケン氏が役員の中に人身売買に関与している者がいると告発したことは正しいことだった。しかしそのような訴えは、“金になる仕事を持ってくる役員”の役割を軽んじている行為だったと言えるかもしれない。」とコメントを残している。
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