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28日、中国フラッグキャリアの発表によると、今年11月からカンボジアと中国の首都が直行便で結ばれることになるという。
カンボジアから中国へ数多くの航空路線があるにもかかわらず、現在、プノンペンと北京を結ぶ直行便はない。今回、中国国際航空(Air China)が初めて直行便を就航させる。
今回の発表は、中国国際航空代表とカンボジア民間航空庁(SSCA=The State Secretariat of Civil Aviation)のMao Havannal長官間の会談で行われた。
Havannal長官は、今回のニュースに関して、SSCAは中国国際航空のライセンス取得のために最大限努力し、計画通り直行便は就航できるだろうと述べた。
同氏は「航空便による恩恵は観光客を誘致することだけではなく、各国間の貿易を促進することや政府間の距離を縮めることも含まれる」と語った。
SSCAの発表によると、中国国際航空はエアバスA320をプノンペンと北京間の直行便に使用する予定だという。フライトの本数は週に3本だ。
カンボジア国家観光同盟(Cambodia National Tourism Alliance)のHo Vandy事務次官は、クメールタイムズ紙に対し、北京との直行便就航により2020年までに中国人観光客を200万人にする目標にかなり近くことができるだろうと述べた。
同氏は「北京との直行便就航は素晴らしいニュースだ。直行便が運航を開始すれば中国人観光客数と中国からの投資額が増加するだろう」と語った。
昨年、カンボジアには560万人の外国人観光客が訪れ、この人数は前年比11.8%の増加だ。カンボジア観光省によると、2017年、国別観光客数では中国が一位で、人数は120万人だったという。これは前年比46%増だ。
1994年から2017年において、中国からの投資はカンボジアにおける外国からの投資の20.2%を占めている。CDC(=Council for the Development of Cambodia)の報告によると、2017年のみだと、中国はカンボジアに14億3000万ドル(約1500億円)を投資し、外国からの2017年総投資額の27%を占めるという。
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