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<シェムリアップにあるアンコールワットを訪れる観光客の様子( KT/Chor Sokunthea)>
カンボジア観光省によると、シェムリアップのアンコールワット周辺にあるホテル約60件が1〜5つ星に評価されたという。
観光省の声明では5月の時点でシェムリアップにある合計60件のホテルに対して、評価が行われたとした。総部屋数は8100にのぼる。そのうちの22件のホテル(客室数4680)が5つ星評価を受けたという。
一方で同省はAgodaやBooking.com、Trip Advisor、Expediaなどの海外旅行サイトによるホテルの評価はカンボジア観光省の基準に準拠していないと述べた。 声明には、海外旅行サイトは観光客の満足度により評価されていると付け加えられている。
観光省が実施したホテルの評価は、ホテルの分類やホスピタリティサービスに関する国の規則に従い、設備、アメニティ、装飾、提供されるサービスの質に基づいて評価されている。
同省は、公認しているすべてのホテルを2年以内に調査すると発表した。
20日、シェムリアップ観光局のNgouv Sengkak氏は客室数15000室におよぶ259件のホテルのうち約60件のホテルが正式に評価されていると話した。
同省は、サービス品質の標準化された評価を受けることによって、ホテル運営者は観光客から信頼を得ることができると述べた。 同氏はシェムリアップが部屋不足に直面したことがないことを指摘し、さらに351件の利用可能なゲストハウスがあると付け加えた。
観光省のデータによると、シェムリアップのアンコールは今年1月から4月にかけて約97万人の外国人観光客が訪れたが、前年の同時期と比べて7.4%減少した。
Sengkak氏は、観光客数の減少は他の観光地が注目されてる証拠であり、カンボジアには多くの観光地があると言う。
Thong Khon観光大臣は、シェムリアップに新たな観光スポットを創出するために公共部門と民間部門の協力を求めていた。
4月の会談で同氏は、アンコール遺跡公園に加えて、シェムリアップに観光客の滞在時間を長くするため観光地を増やす必要があると述べた。
同氏はシェムリアップの観光場所には限りがあると指摘する。「公共部門と民間部門は、娯楽の需要を満たし、多くの観光客を長く滞在させることができる観光商品とリゾート地をつくるる必要がある」と言う。
先週、カンボジア旅行代理店協会会長のChhay Sivlin氏はこの意見を支持し、シェムリアップには観光地が限られており、遺跡群以外に、行く場所がないと話した。
同氏は「観光地が多ければ、観光客の滞在時間が長くなり、地域の観光産業や周辺住民に利益をもたらす」と話した。
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