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<2018年10月25日、中国の北京で開催された第8回北京香山フォーラムの開会式に参加する国務委員兼国防部部長の魏鳳和氏(Xinhua/Ju Zhenhuaより)>
6月1日、国防部部長の魏鳳和氏は、中国がカンボジア国内に軍事施設を建設しているというアメリカ国防総省の報告を否定した。
5月31日、アメリカ国防総省はインド太平洋戦略『準備・協力・地域間ネットワークの推進(Preparedness, Partnerships and Promoting a Networked Region)』という報告書を発表した。
報告書には「アメリカは中国がカンボジアの沿岸部に海軍基地建設を模索しているという主張を懸念している。海軍基地が建設されれば、地域の安全保障やカンボジアの外交政策が転換されることは明らかだ」と述べられている。
1日、シンガポールのシャングリラホテルで開催された安全保障サミットでも、魏氏は中国によるカンボジアの軍事施設建設の疑惑を否定した。
安全保障サミット中、アメリカ国防総省の報告書に関して質問された魏氏は「カンボジア国民が住んでいる場所に、中国が軍事施設を立てるはずがない。軍事施設の建設は行っていない」と述べた。安全保障サミットにはカンボジアのTea Banh国防大臣も出席した。
Tea Banh国防大臣は、アメリカと中国は安全保障に関して立場が異なると述べた。
同国防大臣は「自身の見解によると、米中の説明はどちらも自国の利益が重視されており、他の国に対して尊重するよう要求しているように考えられる」と述べた。
11月、Asia Timesは、中国が2017年からタイ湾沿岸部のKoh Kong州に海軍基地の建設を承認するようカンボジア政府に働きかけていたと報じた。
報道をきっかけに、中国・カンボジア両政府は疑惑を否定し、Union Development GroupのWang Chao氏はKhmer Timesに対し、同社が賃貸する土地を国が独占するという発言を否定した。
出典:KMHER TIMES
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