カンボジア、入国時の3000ドルのデポジット免除に首相合意か

カンボジア、入国時の3000ドルのデポジット免除に首相合意か
2020年07月23日 00時00分 公開
カンボジア、入国時の3000ドルのデポジット免除に首相合意か

<写真:Khmer Times>

 

フンセン首相は、外国人投資家やビジネス関係者、専門家らに限り、入国時に義務付けている3000ドルのデポジットと保険金額が5万ドル以上の保険証書の提示を免除することに合意した。クメールタイムズが報じた。

しかし、経済財務省と保健省のテクニカル・ワーキング・グループが、入国制限の緩和が公衆衛生にどのような影響を与えるかなどをさらに議論をするという。

 

経済財務省のMeas Sok Sensan報道官は、クメールタイムズ紙に対し、今回の入国制限の緩和は投資家、カンボジア国内の企業の企業幹部、専門家とその家族を含むビジネス関係の渡航者に対して適用されると話した。

また、政府はビジネス関係者のカンボジアへの入国について、近日中に手続きの方法を発表するという。

 

保険証書とデポジットの免除の対象となるのは、会社の経営者や幹部、ゼネラルマネージャー、従業員およびその家族で、カンボジアに登記のある企業が保証人となる必要となる。

会社が保証人となることを記載した保証書については、カンボジア政府が新たに開設するオンラインシステムに情報を入力し申請が可能になる。

申請後に、商業省(MOC)やカンボジア開発協議会(CDC)などの関係省庁が確認した後にQRコード付きの証明書が発行され、それに基づき在外公館でのビザ申請が可能となる見込みだ。

 

Sensan報道官によると、経済財務省は入国時の規制緩和に関して賛成の意を表明しているという。

経済財務省の議事録によると、ビジネス関係者の入国を促進するため、現在の3000ドルのデポジットと補償額5万ドル以上の保険証書の提示は免除されるべきだと記載されていたという。

 

しかし、搭乗前72時間以内に発行された新型コロナウイルスに感染していないことを証明する健康診断書の提示は引き続き必要になる。

渡航者は到着時に通常の入国手続きを終えた後、PCR検査を受けるよう案内され、約8時間後に結果がでるという。

 

また、到着日の宿泊に関しては、渡航者が保健省が指定したホテルのリストから選択し、事前に予約したホテルへの宿泊となる。

渡航者は、宿泊費以外にもPCR検査で検体を採取するためのスワブテスト、食事、ホテルへの移動などを含む160ドル程度の料金を負担する必要がある。

PCR検査で陰性反応を示した場合、渡航者は14日間の自己隔離となり、陽性反応を示した場合は、カンボジア国内で治療を受けることとなり、治療費に関しては保証人である会社が負担することとなる。

 

一部渡航者への入国規制緩和の実施については未だ公式の発表されていないものの、クメールタイムズ紙の報道では早ければ今月中にも開始される見込みだという。

 

 

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