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<写真:Khmer Times>
総合学術誌『ネイチャー』によると、日本とカンボジアの研究所の冷凍庫で保管されていたコウモリから、新型コロナウイルスと類似したウイルスが検出されたという。クメールタイムズが報じた。
カンボジアでは、2010年に同国の北部で捕獲されたシャメルのカブトコウモリから新型コロナウイルスと類似したウイルスが検出されたという。
シャメルのカブトコウモリは、タイやベトナム、ラオス、ミャンマーなどの地域で見かけられる。
一方で、日本では、2013年に岩手県の洞窟で捕獲したコキクガシラコウモリのふんからウイルスが検出されており、東京大の村上晋准教授らの研究チームが26日までに米疾病対策センターの専門誌に発表している。
コキクガシラコウモリは、日本固有種のため、カンボジアでウイルスが検出されたコウモリとは異なっている。
人間がコウモリから直接新型コロナウイルスに感染したのか、別の動物を介して感染したかは未だ明らかになっていない。
しかし、中国のコウモリから別の動物を介して新型コロナウイルスが人間に広がった可能性も指摘されている。
村上准教授は、人の細胞に感染しないことから、新型コロナウイルスの直接の起源ではないと見ているものの、野生動物の持つウイルスや人への感染の可能性などを詳しく調べる必要があるとしている。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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