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<写真:Khmer Times>
プノンペン南東部チュバーオンパウ区の籾殻を利用したバイオマス発電所は、順調に建設が進んでおり、7月までに完成し稼働を開始する予定である。
クメールタイムズ(電子版)が報じた。
CO2排出削減を目的に設計されたこの発電所は、580万ドル(7億5600万円)の設備投資を行い、2021年12月8日にシンガポールのBerkeley Energy Commercial and Industrial Solutions(BECIS)と共同で起工した。
Prek EngコミューンのRoboh Angkanh村に位置するこの施設では、近隣のプレイベン州から調達した籾殻を使用し、最初はハイネケン醸造工場へエネルギー供給をするとされている。
BECISとカンボジア開発評議会(CDC)が発表した共同プレスリリースでは、100%再生可能な熱エネルギーで、生産における二酸化炭素排出量の60%削減し、年間1万7000トンの二酸化炭素削減を目指すとされているが、具体的なタイムフレームは明らかにされていない。
一方で、ハイネケン・カンボジアのコーポレート・アフェアーズ・ディレクターであるAnne Ollivier氏は以前、この発電所について、2030年までに生産における純排出量をゼロにするという同社の目標における大きな一歩であると述べていた。
BECISカンボジアのカントリーマネージャーであるNeil Allen氏は、「カンボジアはBECISにとって、メコン地域の重要な市場であり、この進出は東南アジアの全市場でサービスを提供する当社の能力を示すものだ。また、適格投資(QPI)認定はこのプロジェクトの重要なマイルストーンである。この認定により私たちはカンボジアでチームとサービスを拡大し、エネルギーソリューションの長期的なパートナーとして位置づけられるようになるだろう。」と述べた。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。