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<写真:Khmer Times>
カンボジアでは、低気圧と南西モンスーンの影響で全国的に激しい雨が降り、河川、貯水池、湖の水位が上昇したため、今年も8月中旬〜10月下旬まで鉄砲水が発生する可能性がある。
クメールタイムズ(電子版)が報じた。
水資源気象省のChan Youttha報道官は24日、今期の雨季には多くの地域で鉄砲水が発生し、水位が高くなる9月にはより激しくなるとの見方を示した。
同省は、現在のカンボジアの天候は同国やタイ、ラオス上空の低気圧の影響を受け、穏やかな南西モンスーンによって散発的に雨が降るが、雨量は先週より少なくなるだろうとしている。
また、河川、湖、ダムの水位が低いため、今のところ鉄砲水は大きな心配はないが、雨が多くなればその状況も変わる可能性があると続けた。
カンダル州水資源気象局のOuk Vanna報道官は、Prek Tnort川と上流のダムに流入する水量が増加しているため、9月または10月に川が決壊する可能性があると述べた。
同氏によると、当局は深刻な鉄砲水が発生した場合の予防措置として、河川の改修を行っている。
コンポンスプー州では、6月下旬〜10月中旬に鉄砲水に見舞われる可能性がある。
当局によると、水田はすでに満水だが、まだ稲作に影響は出ていない。
さらに、同州水資源気象局のNhanh Cheab Horm局長は、同州の貯水池は現在80〜90%の満水状態であることを明かした。
同局長は「貯水池がほぼ満杯のため、今月さらに雨が降れば、6月に鉄砲水が発生する可能性がある」と述べた。
24日、水資源気象省は、低地や山地、特に沿岸地域では25日〜31日まで強風、雷、大雨に警戒する必要があると警告している。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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