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<写真:Khmer Times>
ベトナム・アンザン省警察の捜査保安局(Investigation Security Agency)は、カンボジアのカジノからベトナム人40人が川を泳いでベトナムへ渡った事件で、不法脱出を組織した行為を捜査するため、容疑者2人を逮捕した。
同省警察のDinh Van Noi署長にとると、逮捕されたのはNguyen Thi Le容疑者とLe Van Danh容疑者で、いずれもメコンデルタ国境地域アンフー(An Phu)郡ロンビン(Long Binh)町に居住している。
また、当局は2人と本件に関する刑事手続に着手しており、この決定は同省の人民検察院により承認されている。
18日、男性35人、女性5人のベトナム人計40人は、カンダル州Kaoh Thom地区Sampeou Pounにあるカジノから逃亡し、Binh Ghi川を渡ってベトナムへ不法入国し、アンザン省の国境警備隊により逮捕された。
40人は以前カジノで働くためにカンボジアへ入国した。
業務内容はカジノ運営者の指示に従い、オンラインゲームの作成や、ソーシャルメディアのサイト訪問などだったが、常に無報酬で残業をさせられていたという。
初動調査の結果、40人のうち6人はLe容疑者とDanh容疑者によりカンボジアへ不法に連れられていたことが判明した。
Le容疑者は今年5月、見知らぬ男からベトナムからカンボジアに違法に人を連れてくるブローカーになるよう依頼され、Danh容疑者と協力して不法出国を組織していた。
Danh容疑者はベトナム側の川岸に人々を連れて行き、Le容疑者がカンボジアまでの移送を担当していたという。
2人はカンボジアへ労働者を入国させるごとに、10万ドン(約590円)の報酬を受け取っていた。
容疑者2人はこの6人以外にもカンボジアのカジノで働くことを目的とした不法出国を多数手引したことも認めている。
現在、さらなる捜査が進められている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。