カンボジア初、不動産企業へ300万ドル規模の環境債上場審査を承認

カンボジア初、不動産企業へ300万ドル規模の環境債上場審査を承認
2022年10月07日 21時13分 公開
カンボジア初、不動産企業へ300万ドル規模の環境債上場審査を承認

<写真:The Phnom Penh Post>

 

カンボジア証券取引所(CSX)は不動産開発会社「ゴールデンツリー(Golden Tree Co Ltd)」に対して、約300万ドル(約4億3486万円)のグリーンボンド(環境債)上場に関する適格性審査を原則的に承認したことを発表した。

 

CSXは5日の声明で、ゴールデンツリーが債券を発行するにはカンボジア証券取引委員会(SERC)から債券発行の許可を得る必要があり、その他の適用条件も満たさなければならないと説明した。

 

CSXのCEOであるHong Sok Hour氏は6日、プノンペンポストに対してこのグリーンボンドは期間5年で表面利率7%の予定であることを明らかにしており、この債券の発行プロセスは通常の債券とほぼ同じであるが、気候や環境への配慮が適格基準に加えられるという。

 

また、同氏は「環境にやさしく気候に配慮した投資が一般的になりつつある。そのため、ゴールデンツリーをはじめとする多くの企業が、世界銀行のような国際機関などの独立した機関の専門家からの認定を求めている。個人投資家にも開放されるという点で、これらの証券は従来よりも特別なものになる可能性があると思う」と述べている。

 

クメール・タイムズ(電子版)によると、環境債の上場が実現すれば、ゴールデンツリーには財務経済省から法人税の50%免除といった様々な優遇措置が提供される見通しである。

 

 

 

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