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<写真:Khmer Times>
カンボジア保健省は、新型コロナウイルスの変異株「JN.1」の感染拡大を受け、国民に対して感染防止策の徹底と警戒の継続を要請した。
JN.1株は2023年8月に初めて確認された変異株であり、世界各地で急速に感染が広がっている。
世界保健機関(WHO)は当該株を「注目すべきウイルス(virus of concern)」と分類しており、2025年3月中旬時点では、世界全体の新型コロナ感染例の15%以上がこの変異株によるものである。
症状は従来株とほぼ同様で、発熱、乾いた咳、喉の痛み、鼻水、吐き気、嘔吐などが報告されている。
現段階においては、JN.1株が従来株に比べて重症化リスクを高めるとの科学的根拠は確認されていないが、スパイクタンパク質の変異によって感染力や免疫回避能力が高まっている可能性があると指摘されている。
カンボジア国内でも、ここ数か月にわたり継続的な感染が確認されており、保健省は特に雨季を迎える前の段階で、国民に対して再度感染防止措置の実施を求めた。
高齢者や基礎疾患を有する者、妊婦、免疫力が低下している者などは特に注意が必要とされる。
予防策としては、手洗いの励行、マスクの正しい着用、咳エチケットの徹底、体調不良時の外出自粛、早期の医療機関受診、さらには追加のワクチン接種による免疫強化が推奨されている。
保健省は今後も、公式SNSやウェブサイトを通じて最新の感染情報を発信していく方針を示しており、国民には同省の無料ホットライン115番を活用した相談を呼びかけている。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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