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<写真:Khmer Times>
カンボジア国内では、4月14日から16日にかけて行われる伝統的な新年行事「クメール正月(サンクランタ)」を前に、観光業が活況を呈している。
全国のホテルやゲストハウスでは、国内外からの旅行者による予約が相次ぎ、満室に近い状態が続いている。
2025年の目玉である「アンコール・サンクランタ」は、シェムリアップ州のアンコール遺跡群を中心に大規模に開催される予定であり、開会式にはフン・マネット首相も出席する。
このイベントは「新年を笑顔で迎える」をテーマとして掲げており、地域経済や観光業への波及効果が大いに期待されている。
シェムリアップ市内の複数の宿泊施設によれば、予約率は市中心部で85%以上、郊外でも60~65%に達している。
特にアンコール・ワットを訪れる国内観光客の需要が高まっており、地元観光業界団体の代表者は「今年のサンクランタは昨年よりも規模が大きく、経済に対する貢献も顕著である」と述べている。
地方自治体も受け入れ体制の強化に取り組んでおり、シェムリアップ州政府は観光客へのサービス品質確保に力を入れている。
価格の公正性や衛生状態の維持について、宿泊業者や飲食店に対して具体的な要請を行っており、宿泊費や交通費、飲食費における不当な値上げに対しては厳しい監視体制を敷いている。
プレアシアヌーク州では、コーロン島や州都でのサンクランタ開催に伴い、宿泊施設の予約率がほぼ100%に達しているとされる。
観光省はこの祝祭を全国的なイベントとして各地で盛大に開催することを奨励しており、旅行業者に対してはサービスの質と価格の透明性を重視するように求めている。
2024年のクメール正月には、カンボジア国内外から延べ約2200万人の旅行者が各地を訪れており、2025年も同等かそれ以上の集客が見込まれている。
観光業はカンボジア経済における重要な成長エンジンとして、その存在感を一層強めつつある。
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