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<写真:Khmer Times>
カンボジアの国営航空会社であるエア・カンボジアは27日、最新鋭のターボプロップ機ATR 72-600型機の初号機をプノンペン国際空港にて受領した。
この機体は、フランス・トゥールーズのATR社から、カイロ、ドバイ、ハイデラバード、バンコクを経由してフェリーフライトによりカンボジアへ到着した。
到着時には、民間航空事務局長官のマオ・ハヴァンナル氏をはじめ、僧侶らが出席し、機体の安全運航を祈願する式典が執り行われた。
導入されたATR 72-600型機は、従来機と比較して燃料効率が15〜20%向上しており、短距離滑走路での運用が可能である。
また、客室の静音性や快適性が向上しており、最新の環境基準にも適合している。
この機体は、河南省民間航空発展投資公司(HNCA)の子会社であるHNCA航空金融リース公司からリースされたものであり、カンボジア国内および地域内の路線において運用される予定である。
エア・カンボジアは、2025年中に同型機を計3機導入する計画を立てており、残りの2機はそれぞれ10月と11月に到着する見通しである。
これらの導入は、同社のフリート近代化戦略の一環であり、国内線および地域路線の強化を目的としている。
加えて、長距離運航が可能なエアバスA320型機の導入も進められており、将来的には保有機材数を33機まで拡大し、北東アジア、中国、南アジア、オーストラリアなどへの国際路線展開を目指している。
なお、エア・カンボジアは、2025年1月1日にカンボジア・アンコール航空から社名を変更しており、国家の誇りと進歩を象徴する航空会社として、安全性、サービス品質、定時性の向上に注力している。
今回の新型機導入は、同社にとって国際的な接続性の強化と運航効率の向上を実現する重要な節目となる。
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