カンボジア、過去4年間で電子廃棄物7トンを回収

カンボジア、過去4年間で電子廃棄物7トンを回収
2023年02月15日 14時08分 公開
カンボジア、過去4年間で電子廃棄物7トンを回収

<写真:Khmer Times>

 

カンボジア環境省とエネルギーサプライヤーの「エコバットエナジーカンボジア(Ecobatt-Energy Cambodia)」は、過去4年間で電池や古いコンピューターなどの電子廃棄物7t以上を回収したという。

 

電子廃棄物には有害物質が多く含まれているケースもあり、環境に悪影響を及ぼす危険性もある。

 

カンボジアには電子機器廃棄物のリサイクル業者がいないため、回収された電子機器は海外のパートナーへ輸出される。

 

環境省のNeth Pheaktra報道官によると、電子廃棄物には有害物質が多く含まれている場合もあり、環境に悪影響を及ぼす危険性もあるため、同省が各省と協力して電子廃棄物を回収し、輸出に向けて適切に保管している。

 

同省はテレビやコンピューターモニター、プリンター、スキャナー、キーボード、マウス、ケーブル、配電盤、ランプ、時計、懐中電灯、電卓、電話、デジタルカメラ、ビデオカメラ、ラジオ、ビデオデッキ、DVDプレーヤー、MP3プレーヤー、CDプレーヤーなどの電子廃棄物を処分するためのゴミ箱をガソリンスタンド、スーパーマーケット、特定の住宅地に設置したという。

 

電子廃棄物の回収はプノンペンからシェムリアップ州、シアヌークビル州に拡大しており、今後は全国にも設置する方針である。

 

電子廃棄物は健康や川の生物多様性に深刻な影響を与える可能性があるため、同報道官は川沿いの住民に対して使用済み電池などの電子廃棄物を川に捨てず、適切に処分するよう呼び掛けている。

 

エコバットエナジーカンボジアのChanna Penによると、小さな電池は1㎡の土地に影響を与え、電池が腐食すると化学物質が土壌にしみ込み、地下水や地表水を汚染するという。

 

小型バッテリーはスペインへ、大型バッテリーは韓国へ輸出され、他の電子機器廃棄物についてはリサイクルパートナーが見つかるまで適切に保管される予定である。

 

 

 

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