カンボジア、複数州で医療廃棄物の処理が大きな問題に

カンボジア、複数州で医療廃棄物の処理が大きな問題に
2021年08月25日 13時24分 公開
カンボジア、複数州で医療廃棄物の処理が大きな問題に

<写真:Khmer Times>

 

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、国内では医療廃棄物の処理が問題になっているという。

 

ウドーミエンチェイ州とバッタンバン州では、主にタイから帰国する出稼ぎ労働者が多く、それぞれの隔離施設で350人以上の新型コロナウイルス感染者の隔離・治療を行っているという。

これにより、各施設では5トンにも及ぶ医療廃棄物や感染の危険がある感染性廃棄物処理の課題に直面している。

 

22日、バッタンバン州のSeam Bunrith副知事は、クメールタイムズに対して同州の隔離施設11ヶ所の感染者数は計1342人、治療施設15ヶ所の感染者数は計1256人であると明かした。

Bunrith副知事は、隔離施設や治療施設に多くの感染患者がいることにより、医療廃棄物の処理が大きな課題になっていると話した。

医療廃棄物の処理については、州政府が環境当局と協力し、ごみ処理事業者である「Cintri」と「Leap Lim」に回収を委託している。

 

23日、バッタンバン市長のPeng Sithy氏は、クメールタイムズに対し、市内で確認される感染者数は多いため、難しい局面にあると述べた。

バッタンバン市には、350人を収容できる隔離施設が1ヶ所、900人を治療できる治療施設が2ヶ所あるという。

このうち、Omal隔離センターで隔離・治療を受けていた感染者約150人はすでに退院したが以前は1日の医療廃棄物の総重量は2トンもあったという。

 

医療廃棄物は防護服を着用した回収業者により毎日回収されており、通常の廃棄物とは別に塩素を散布してSangkae地区のごみ処理場へ運ばれているという。

Samdech Euv Severe新型コロナウイルス治療センターのOum Nhel氏は、1日あたりの新型コロナウイルスの感染患者による感染性廃棄物量は5トン、医療廃棄物量は1トンにものぼることを明かした。

 

ウドーミエンチェイ州のPenn Kosal知事は、それぞれの州で廃棄物管理は異なっているとし、同州では膨大な数の帰国者を隔離施設や治療施設で受け入れているため、廃棄物処理が最も大きな課題になっていると話した。

 

22日時点で、同州の隔離施設で隔離・治療を受けている感染患者は3081人、治療施設で隔離・治療を受けている感染患者は1472人いるという。

医療廃棄物が感染源になる可能性も十分に考えられることから、当局は廃棄物処理に慎重に取り組んでいるという。

 

 

 

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