中国系タイヤメーカーが合弁工場を設立、投資額は約234億円

＜写真：Khmer Times＞

中国の自動車タイヤメーカー「青島双星（ダブルスター）」は、国際貿易の障壁を回避して世界市場での製品競争力を高めることを目的に、カンボジアの経済特区開発を行う「UBE Development」と共同で合弁タイヤ工場を建設する。

山東省青島市に本社を置くダブルスター社は21日、14億人民元（約273億8275万 円）を投じ、クラチエ経済特別区で高性能ラジアルタイヤを年間850万本生産する予定であると発表した。

工場の建設は15カ月以内に終了する予定である。

同社は設備投資と現金投資を行い、合弁会社の株式80％を取得し、UBE Developmentは土地使用権と現金を提供し、残りの株式20％を取得するという。

同社は生産の一部をカンボジアに置くことで生産設備を最大限に活用し、主要な国際市場におけるアンチダンピング調査のリスクを回避することが可能となる。

操業開始後には年間5億4900万人民元（約107億4075万円）の純利益が見込まれ、経済的な見返りも期待されている。

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