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<写真:The Phnom Penh Post>
カンボジア観光省によると、2022年の国際観光収入は前年の1億8400万ドル(約246億6961万円)から7.69倍の増加を見せ、14億1500万ドル(約1898億円)を記録した。
しかし、2022年の国際観光収入は、2019年に記録した49億1900万ドル(約6588億413万円)の3割にも満たない数字である。
国内総生産(GDP)に占める観光業の割合は3.6%で、19年が12.1%、20年が3%、21年が1.8%と推移している。
2022年にカンボジアが受け入れた外国人観光客数は227万6626人で、観光客1人あたりの平均観光収入は621.31~621.76ドル(約8万3194〜8万3254円)であった。
国内観光客数については、前年の466万3082人から198.81%増加し、1393万4150人を記録している。
最新の報告書によると、カンボジア人の国内観光支出は約6億5000万ドル(約871億1138万円)で、1人当たりに換算すると平均50ドル(約6700円)である。また、平均旅行日数は2泊3日であった。
太平洋アジア観光協会(PATA)カンボジア支部のThourn Sinan氏によると、約2年間続いた新型コロナウイルスの後、2022年初頭から外国人観光客が徐々に増加し、観光部門と政府に必要な利益がもたらされた。
しかし、2023年には地政学的な危機や高いインフレ率、世界経済成長の減速、疫病リスクが観光を脅かし続け、現状の世界情勢が継続すれば、カンボジア観光は脆弱性のレベルが高い状態が継続するという。
カンボジア旅行代理店協会(CATA)のChhay Sivlin会長によると、今年はシーフェスティバルやリバーフェスティバル、展示会、第32回東南アジア競技大会(SEA Games 32)、第12回ASEANパラゲームズといった主要なイベントの開催が予定されており、旅行需要の大幅な増加が予想されている。
観光省のTop Sopheak国務長官は先週、カンボジアは2023年に400万人の外国人観光客を受け入れ、80万〜100万人は中国本土からの旅行者であるとの予測を明らかにした。
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