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<写真:The Phnom Penh Post>
カンダル州のジャパンハートこども医療センターは、13日に同センターでがんと闘う子どもたちへ日本の沖縄美ら海水族館のバーチャルツアーを提供する予定である。
プノンペンポスト(電子版)が報じた。
この取り組みは子どもたちに病気と闘いながらでも外の世界を探索する機会の提供を目的としている。
沖縄美ら海水族館は沖縄県の人気観光スポットであり、ジンベエザメやマンタが泳ぐ世界最大級の水槽「黒潮の海」が有名である。
数年前に同センターで患者の趣味や希望する活動、希望する旅行先についてアンケートを実施した結果、「野生の動物」を見たいという回答が最も多かったという。
しかし、患者は化学療法で免疫力が低下しているため、入院中はがん病棟を離れることができず、他の子どもたちが容易に楽しめるような活動をすることが困難となっている。
同センターの広報担当者によると、バーチャル水族館ツアーは病棟を離れることが不可能な子どもたちに、外の世界を探索する機会を提供する素晴らしい方法である。
沖縄美ら海水族館へのバーチャルツアーは1時間で、同センターで治療を受けている約30人の子どもたちがZoomを通じて参加する。
今回のバーチャルツアーはジャパンハートこども医療センターと沖縄美ら海水族館のパートナーシップにより実現したものであり、ジャパンハートが企画したバーチャルツアーは今回が2回目で、1回目は2022年にプノンペン・サファリとの提携で90分間のバーチャルツアーが開催された。
前回のバーチャルツアーには22人が参加し、飼育員が子どもたちの質問に答えたり、餌やりや象乗りなどの活動を行なったという。
ジャパンハートは2004年に小児外科医の吉岡秀人氏が設立した日本の国際医療NGOで、カンボジアの「ジャパンハートこども医療センター」ではがんを患う患者へ無償治療を提供している。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。