カンボジアの保険料総額、第二四半期は6.3%増の8120万ドル

カンボジアの保険料総額、第二四半期は6.3%増の8120万ドル
2023年08月11日 15時21分 公開
カンボジアの保険料総額、第二四半期は6.3%増の8120万ドル

<写真:Khmer Times>

 

カンボジアにおける保険業界の保険料総額は、2023年第2四半期に8120万ドル(約117億4000万円)を記録し、前年同期の7630万ドル(約110億3200万円)から6.3%増加したことが明らかになった。

 

保険料の伸びを牽引したのは、損害保険会社18社、生命保険会社14社、零細保険会社7社、再保険会社1社、保険ブローカー20社、法人代理店34社、損害調査会社であった。

 

今年第2四半期の損害保険総保険料は前年同期比16.4%増の3330万ドル(約48億1500万円)、生命保険料は0.13%減の4610万ドル(約​​66億6700万円)、マイクロインシュランスの保険料は12.3%増の170万ドル(約2億4600万円)となっている。

 

報告書によると、保険会社から支払われた保険金総額は770万ドル(約11億1400万円)で、前年の600万ドル(約8億6800万円)から27.5%増加した。また、保険セクターの総資産は今年第2四半期時点で10億5000万ドル(約1518億5600万円)で、前年同期比10.8%増であった。

 

経済財務省の国務長官であり、ノンバンク金融サービス機構理事会の副議長であるロス・セイラバ氏によると、カンボジアの保険部門は過去20年間で大幅な成長を遂げているが、現状における第一の障害は保険のメリットに関する国民の認識が著しく低いことである。

 

保険料の増加はカンボジアの保険市場の強さを反映したものであり、保険部門はカンボジアの国内総生産(GDP)に年間約1.17%貢献している。

 

同国の保険密度は1人当たり約20.53ドル(約3000円)で、これは保険部門が将来大きな発展の可能性を持つことを示しているという。

 

カンボジア保険監督庁(IRC)は2030年までに経済保険貢献率5.5%、保険料率1人当たり135ドル(約1万9500円)を達成するという目標を掲げており、達成するためには全ての利害関係者が国民意識向上キャンペーンを行い、人材の能力を強化しなければならない。

 

今年第1四半期に保険料総額は9330万ドル(約134億9300万円)を記録し、前年同期の8830万ドル(約127億7000万円)から5.6%増加していた。

 

 

 

[© poste-kh.com 2016-2024 All Rights Reserved.]
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。

ホットニュース

Choose Classified categories