デング熱患者数が増加、保健省がデング熱に関するガイドラインを発表

デング熱患者数が増加、保健省がデング熱に関するガイドラインを発表
2023年06月16日 11時43分 公開
デング熱患者数が増加、保健省がデング熱に関するガイドラインを発表

<写真:Khmer Times>

 

カンボジア保健省(MoH)によると、2023年1月〜5月中旬までに3439件デング熱の症例が記録されており、国立マラリア・寄生虫学・昆虫学症研究所(NCPEP)の監視システムからは複数の州にわたる地区でデング熱の発生が増加している。

 

同省のマム・ブンヘン大臣は市民と地方当局に対して、デング熱の蔓延を防止するための5つのガイドラインを提示した。

 

同ガイドラインは蚊の幼虫繁殖場所への注意や建設現場の衛生状態維持、廃棄タイヤの取り扱い、定期的な家屋の清掃、高熱時の病院受診といった内容になっている。

 

NCPEPのレアン・リテア副所長によると、最後の大規模なデング熱の発生は2019年であった。

 

デング熱は定期的にピークを迎える傾向があるため、次のピークに向けた感染患者の急増が懸念されている。

 

国立デング熱管理プログラム(NDCP)によると、2023年にデング熱患者が多発し、少なくとも2万人の患者が予想されるという。

 

同期間中のデング熱による死亡者は5人で、1140人の感染者と1人の死亡者を記録した昨年に比べ、大幅に増加している。

 

 

 

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