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<写真:Khmer Times>
フン・マネット首相は、ラオスからシンガポールへの海底ケーブル建設に向けたネットワークインフラの配備を目指し、ASEAN近隣諸国の協力を求めている。
このネットワークインフラはカンボジアとタイ、マレーシアを経由することになる。
フン・マネット首相は、ジャカルタでのASEAN会議においてベトナムのファム・ミン・チン首相や、ラオスのソーンサイ・シーパンドン首相と電力網インフラ建設に関する協議を行った。
三国間の協議の中で、ラオスからシンガポールへの電力拡張プロジェクトの加速や、文化・伝統の促進など、各国の協力が必要とされるテーマについて、協力して進めることに合意した。
また、マレーシアのアンワル・イブラヒム首相との対話では、二国間関係の強化や持続可能な経済発展について議論を行い、フン・マネット首相はマレーシアでのカンボジア人の雇用機会拡大や、カンボジア人イスラム教徒に対する職業の提供に対して、両国の友好関係を評価している。
海底ケーブル建設のプロジェクトについて、マレーシア政府の協力が不可欠であるとの立場から、フン・マネット首相はエネルギー安全保障や持続可能性の観点からの支援を求めた。
この取り組みを確固たるものとするために、フン・マネット首相はシンガポールのリー・シェンロン首相との対話の中で、貿易や投資、観光、教育、エネルギー安全保障など、多岐にわたる協力関係の深化を模索した。
シンガポールは電力需要が増加する近代国家であり、近い将来、クリーンエネルギーを活用した電気自動車の輸入が予定されている。
そのため、海底ケーブルの建設はASEAN諸国間のグリーン電力共有の一環として注目される。
ラオスはこのプロジェクトにおいて、その豊富な天然資源を活かし、グリーン電力の供給元としての役割を果たす予定である。
EnergyLabのNatharoun Ngo Son氏によると、この海底ケーブルはカンボジアとシンガポール間における再生可能エネルギーの「ドア・ツー・ドア」輸出の鍵となり、最近の1GW輸出協定を前進させる要因になる。
また、同氏はこのエネルギープロジェクトは、カンボジアがクリーン・エネルギー輸出国への参加を見据え、同国がクリーンエネルギーの潜在力、特に太陽エネルギーをより良く活用できるようになるであろうとの見解を示した。
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