
<写真:Khmer Times>
320mの高さを誇る77階建てのJ-Tower 3は2028年12月に完成予定であり、プノンペンで初となる超高層ビルになる見込みである。
開発を行うタニチュウアセットメント社によれば、このプロジェクトの完成により、プノンペンは東南アジアの超高層ビルの都市として新たな地位を得るという。
このビルはアセアン地域で8番目の高さとなり、プノンペン市内のチャムカモン区トンレバサック町に位置する。
このビルの総戸数は360戸であり、各ユニットは3ベッドルームの居住空間として設計されている。
利用可能な面積は166㎡と178㎡の2オプションがある。
タニチュウアセットメント社のCEOである谷俊二氏によると、J-Tower 3は価格、品質、立地という不動産業界の3つのキーワードをバランス良く提供している。
2013年にカンボジアに進出した同社は、これまで43階建てのJ-Tower 2コンドミニアムを含む複数の建築プロジェクトを完成させてきた。
谷氏は「J-Tower 2の完成は私たちの信頼性や技術力を証明するものである。カンボジア政府やフン・セン前首相からの支援により、J-Tower 3プロジェクトは迅速に承認された」と感謝の意を示した。
J-Tower 3には24時間のセキュリティや看護ステーション、AEDをはじめとした緊急対応施設など、安全性と生活の利便性を重視している。
また、77階にはスカイバーとスカイプールがあり、スカイプールは世界で最も高い場所にあるスイミングプールとしてギネス登録される予定である。
谷氏はカンボジアの不動産市場について安定しているとの見解を示すとともに、プロジェクトを基に判断するのは適切ではないと指摘し、信頼性や実績を持つデベロッパーに焦点を当てるべきであると強調している。
また、「ゾーニング」についての質問に対して「マレーシアでは成功しているが、プノンペンでは不適切だと思われる。商業ゾーンと居住ゾーンが一緒になっている都市、例えばニューヨークや東京を参考にすべきである」と回答した。
谷氏は「私たちはカンボジアの不動産市場で新たな道を切り開いてきた。J-Tower 2がマンハッタンのマンションに似ているとの評価を受けた時、私たちのチームは大きな自信を持った」と述べている。
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