シアヌークビル州の未完成プロジェクト、完成には10億ドルが必要

＜写真：Khmer Times＞

シアヌークビル州政府の高官によると、同州にある未完成の建物を完成させるためには少なくとも10億ドル（約1488億6500万円）の投資が必要である。

同州では2019年の新型コロナウイルス発生により、不動産業や関連ビジネスは大打撃を受けていた。

同州の職員は20日に経済財務省の国民議会で開催された未完成プロジェクトの特別作業部会に出席し、再投資プロジェクトの見積額をクメールタイムズに公表した。

同州のLong Dimanche副知事によると、カンボジア産業開発政策2015-2025の指針に従い、シアヌークビル州を多目的経済特区として発展させるための360以上のプロジェクト実現に向け、10億ドル（約1488億6500万円）の資金を確保する必要がある。

同副知事は「政府は多くの重要な課題を持っており、十分な予算確保は難しい。しかし、私たちは資金を確保し、投資家に適切な方向を示す責任がある。これには強化されたコミュニケーションが必要である」と述べた。

同副知事によると、ゾーニングの観点からワーキンググループは未完成プロジェクトや法的問題を抱えるプロジェクトを分類する作業を進めている。

また、同副知事は政府が既存の投資家に対して奨励策を導入していること、その投資家がプロジェクトの完成に取り組むことが可能であることにも言及し、このような状況では特定の投資家を対象外にすることも考えられると述べた。

戦略的で、長期的かつ明確なビジョンを持つこのマスタープランは、シアヌークビル州を多目的経済特区として発展させる指南となるもので、地域の生産連鎖への寄与を通じて経済成長、社会発展、環境保護を促進する重要なものであるとされる。

政府はこのマスタープラン実施をサポートするため、20億ドル（約2977億6700万円）のプノンペン-シアヌークビル高速道路をはじめ、いくつかの国道の拡充も計画しているという。

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