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<写真:khmertimeskh.com>
カンボジアのネット・ピーアクラ情報相は、タイ軍が同国北西部ウドーミアンチェイ州にあるタクラベイ寺院を破壊し、ユネスコ世界遺産であるプレアヴィヒア寺院にも損傷を与えたとして、タイの軍事行動を強く非難した。
同情報相は、タイ軍による爆撃でタクラベイ寺院の大部分が破壊されたことを示す最新の画像を公開し、「タイ軍は重火器および戦闘機を用いて民間地域に爆弾を投下し、カンボジアの主権と領土保全を明確に侵害した。
加えて、かけがえのないクメール遺跡を破壊するに至った」と述べた。12月10日時点でも、現地では石造構造物の倒壊や瓦礫が確認されているという。
さらに、カンボジア当局の報告によれば、国境地帯での砲撃により、プレアヴィヒア寺院にも被害が及んでいる。
プレアヴィヒア寺院は2008年にユネスコ世界遺産に登録されており、歴史的・文化的に極めて重要な遺産とされる。
ピーアクラ情報相は、これら一連の軍事行動を「タイによる系統的なエスカレーション」と位置づけ「カンボジアに対する明白な武装侵略であり、国際社会はこれを看過すべきではない」と強調した。
また、2025年10月26日にドナルド・トランプ米大統領とアナワル・イブラヒム・マレーシア首相の立ち会いの下で締結されたカンボジア・タイ間の共同和平合意の履行を、国際社会を通じてタイに促す必要があると訴えた。
同情報相は「カンボジアはこの紛争における被害者であり、タイ側は侵略を正当化するために様々な口実を作り出している。国際社会はタイによる一方的な軍事行動とカンボジアへの圧力を即時に停止させるべきである」と述べ、防衛的な立場を強調した。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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