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<写真:khmertimeskh.com>
在カンボジア日本大使館は12月4日、プノンペン市内において「岐阜酒テイスティング2025」を開催した。
本イベントは、岐阜県多治見酒造組合との共催によるものであり、日本酒を通じて日本とカンボジアの文化・食の交流を促進することを目的としている。
会場には、カンボジア商業省のサムヘン・ボラ政務次官や観光省のフル・セイラ次官補をはじめ、現地の飲食業界関係者らが多数出席した。
植野駐カンボジア日本大使は、近年プノンペン市内における日本食レストランの数が約300店にまで増加していることに言及し、日本食文化に対する関心の高まりを強調した。
また、日本酒は和食のみならず国際的な料理とも相性が良いと述べ、多様な味わいを楽しむ機会として来場者に積極的な体験を呼びかけた。
岐阜県は、雪解け水に恵まれた自然環境と受け継がれてきた伝統的な酒造技術を有しており、植野大使は隣接する愛知県出身として「自然と職人技の調和が体現されている」と高く評価した。
また、岐阜県の観光資源としての可能性にも触れ、カンボジアからの訪問を促した。
さらに、岐阜県の江崎禎英知事は、日本酒の醸造技術が2024年にユネスコ無形文化遺産に登録されたことを紹介するとともに、県の伝統工芸である美濃焼の酒器や、長良川の鮎といった地域の特色ある食文化を通じて、岐阜の文化的魅力を発信した。
日本とカンボジアにおける食文化交流は、両国関係の重要な柱の一つと位置付けられており、今後もこうした交流を通じて相互理解と友好のさらなる深化が期待されている。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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