中国麻薬密売人からの収賄疑惑、警察官6人逮捕

中国麻薬密売人からの収賄疑惑、警察官6人逮捕
2023年11月01日 09時39分 公開
中国麻薬密売人からの収賄疑惑、警察官6人逮捕

<写真:Khmer Times>

 

プレアシアヌーク州裁判所は10月31日、中国の麻薬密売組織から賄賂を受け取り、彼らの違法行為を見逃した疑いで、6人の上級警察官を逮捕・起訴した。

 

容疑者には、元コンポンスプー州憲兵隊副隊長で州麻薬密売対策本部長であるColonel Tith Vannak大佐や、Phnom Sruoch地区憲兵隊司令官のMajor Yos Dina少佐も含まれている。

 

容疑者らは麻薬取締法第29条と第57条に基づく「麻薬犯罪による利益受領」で起訴され、5年〜10年の懲役刑を課される可能性がある。

 

内務省麻薬対策局は10月26日、プレアシアヌーク州麻薬対策局の協力を受け、中国人の麻薬密売グループを逮捕し、数kgの覚せい剤を押収した。

 

同グループの自供によれば、押収された麻薬はプノンペンからコンポンスプー州Phnom Sruoch地区を経由してシアヌークビル州まで車で運ばれた。

 

同グループは麻薬の輸送のためにPhnom Sruoch地区の軍警察への贈賄を認め、逮捕された警察官らも賄賂を受け取って違法行為を見逃したことを自供した。

 

6人の警察官は薬物使用の検査を受けたが、結果は陰性であったという。

 

憲兵隊は定期的に警察官の薬物使用を検査しており、数百人の警察官が薬物使用や薬物犯罪に関与したとして除名されてきた。

 

カンボジア政府は麻薬問題を国家の安全保障上の脅威とみなし、麻薬の使用や取引の撲滅に取り組む姿勢を強化しており、利害関係者の団結が急がれている。
 

 

 

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