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<写真:Khmer Times>
カンボジアの鉱工・エネルギー省(MME)は、地元鉱業業界への投資と付加価値のある加工を推進することにより、業界内でのビジネス及び雇用の機会を拡大することを目指している。
同省のケオ・ラタナック大臣によると、経済強化と自然保護促進を同時に実現するため、責任ある鉱物資源の利用が行われる。
同省はプレイロング野生生物保護区周辺における新規ライセンスの発行禁止と、継続的かつ厳格な違法鉱業の取り締まり措置により、環境保護と人身売買防止を目指している。
また、同省は良好なガバナンスと持続可能な慣行を推進しつつ、地元鉱業業界への投資誘致が進行中であることを発表した。
JOGMEC(日本エネルギー・金属鉱物資源機構)が2013年に発表した報告書によると、同国では探鉱活動が外資を中心に活発に行われており、同年には91社に対して139の案件に探査権が付与されていた。
探査権を保有する91社中13社には金、鉄鉱石、石炭などの採掘権が既に付与されており、さらに3件の採掘権が審査中であった。
同国の鉱業に関する法律や政策に関して、鉱業権取得手続きにおいて鉱物探査・採掘契約書に基づく具体的なルールが設定されており、全ての鉱業案件は環境影響評価(EIA)を作成し環境省の承認を得る義務がある。
同国鉱業政策の中で特に問題視されていた点は、天然鉱物資源の輸出が許可されず、最終産物のみが海外への輸出を許可されるという条文であった。
しかし、2017年に鉱物の輸出認可に関する新しい規則によって手続きが明確化されたことで、鉱物関連企業等の混乱が回避されるとともに監視が強化された。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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