<写真:Khmer Times>
カンボジアはココン州ボトゥムサコール地区で国内初の液化天然ガス(LNG)発電所を建設する計画を発表した。
この発表は環境省のケオ・ラタナック大臣により、国連の気候変動に関する年次会議であるCOP28に先立って行われた。
2025年末までに稼働を開始する予定であった700MWの石炭火力発電所プロジェクトが中止され、代わりに800MWのLNG発電所が2030年以降に稼働する予定である。
新しいLNG発電所では同国の電力網をガス発電に切り替えるための支援として、固定陸上LNGターミナルの建設も検討されている。
LNGの輸入は2020年にタイとインドネシア、シンガポール、マレーシア、ミャンマーで、2023年にはベトナムとフィリピンで始まっており、カンボジアも新たなLNG輸入国になる見通しである。
同大臣は、この方針転換が同国のクリーンな電力供給、電力自給率の向上、および気候変動に関する国連の原則への貢献を反映していると述べた。
同国は風力発電や太陽光発電など石炭よりもクリーンで持続可能なエネルギー方法を導入することで、2022年の52%から2030年までに再生可能エネルギーの比率を70%に引き上げることを目指している。
さらに、同国は10月、水力発電の出力変動と電力需要の増加に対処するため、太陽光発電プロジェクトの拡大と地域の電力網を介した近隣諸国からの電力輸入を進める計画を発表した。
同地区のプラントがLNGに切り替わることで、カンボジアで開発中の石炭火力プロジェクトは、オッドーミアンチェイ州にある265MWのプラントのみとなった。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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