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<写真:Khmer Times>
アンコール遺跡の保存活動が上智大学とカンボジア王国国立アンコール遺跡整備機構(アプサラ機構)のパートナーシップにより強化されている。
同機構のHang Peou事務局長は同大学との協力を強化するために、同大学の曄道佳明学長および石澤良昭アジア人材養成研究センター所長と、同遺跡の保存活動や将来的なパートナーシップの発展に関して協議を行なった。
同協議の目的は同大学と同機構の共同努力を継続し、同遺跡の保存修復作業を支援するために人材育成と国内専門家の訓練を促進することである。
同事務局長は同所長による同遺跡の保存に関する長年の支援に感謝の意を表明するとともに、11月4日に公式に完成したアンコール・ワットの西参道について言及した。
完成式典はノロドム・シハモニ国王のもとで行われ、同遺跡の保存活動において重要な節目となった。
同大学は1980年代から同機構との協力を開始し、現在まで同活動において重要な役割を果たしてきた。
この協力は世界遺産の保存と復元に貢献し、将来の世代のために文化的および歴史的な重要性を守ることにつながっている。
壮大な寺院や驚異的な建築を持つ同遺跡は毎年数百万人の訪問者を誘致しており、同国にとって重要な観光資源である。
8年の工事期間を経て完成した西参道のように、両機関の協力の進展は同保存活動において顕著に見られる。
両機関は継続的な保存活動に加えて人材育成にも力を入れており、国内の専門家の訓練を促進することにより、同遺跡の長期的な保存と管理に貢献できる知識豊かな人材を育成することを目指している。
この協力関係は文化遺産保護における国際的なパートナーシップの模範的なモデルとして、同遺跡を確実に保存し、日本とカンボジアの相互理解と文化交流を促進するものである。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。