カンボジア、中国へのコショウ輸出拡大に期待

カンボジア、中国へのコショウ輸出拡大に期待
2023年12月07日 10時37分 公開
カンボジア、中国へのコショウ輸出拡大に期待

<写真:Khmer Times>

 

カンボジアのコショウ・スパイス連盟(CPSF)によると、同国のコショウ業界は中国市場への輸出に大きな期待を寄せている。

 

7月3日、カンボジア産のコショウに関する対中輸出手続きがすべて完了し、28のコショウ農園と7つの包装工場が登録および認可されたことによって、中国市場への直接輸出が可能になった。

 

これによって、カンボジアのコショウ農家にとって生産と市場機会の拡大が期待される。

 

同連盟のMak Ny会長は中国への直接輸出に向けて、輸出パートナーと交渉していることを明かした。

 

現在のカンボジアにおけるコショウ栽培面積は約6000haであり、年間約2万トン〜3万トンのコショウを収穫している。

 

2023年の第1四半期には82万2654トンのコショウが輸出された。現在の同国産コショウの価格は、1トンあたり3000ドル(約43万8081円)〜3500ドル(約51万1094円)である。

 

コショウは同国で初めて中国への直接輸出が正式に承認された香辛料である。

 

コショウの対中輸出承認は農業部門にとって重要な成果であり、5月13日時点で少なくとも民間企業7社がすでに対中輸出の許可を申請している。

 

中国大使館は5月12日、中国の税関総署(GAC)が輸入基準を満たした企業および施設のリストを発表した。

 

カンボジアの農林水産省の報道官は、「中国市場がカンボジア産コショウに輸出を開放したことは、農業部門全般およびコショウ部門にとって新たな成功である」と述べた。

 

 

 

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