カンボジアの3歳男児、H5N1鳥インフルに感染

カンボジアの3歳男児、H5N1鳥インフルに感染
2024年07月09日(火)00時00分 公開
カンボジアの3歳男児、H5N1鳥インフルに感染

<写真:Khmer Times>

 

カンボジア南部のタケオ州在住の3歳男児が、H5N1型鳥インフルエンザに感染したことが確認された。これにより、2024年に入ってからの感染者数は6人になった。

 

保健省によると、カンボジア国立公衆衛生研究所とパスツール研究所の検査結果により、5日に男児がH5N1ウイルスに感染していることが判明した。

 

男児は発熱と咳、倦怠感、呼吸困難の症状を示していたが、医師団による集中的な治療を受けて現在は回復中である。

 

調査によると、男児が発症する約10日前に地域で鶏やアヒルが死亡しており、男児は死骸に触れ、抱えていた。

 

また、患者の家族も死亡した家禽を食料として調理していたという。

 

保健当局は感染源を調査し、感染者や接触者を確認してコミュニティ内での感染拡大を防ぐための対策を講じている。

 

また、患者と直接接触した人々には、鳥インフルエンザの拡散を防ぐための抗ウイルス薬を配布した。

 

2024年に確認された6件のH5N1鳥インフルエンザのヒト感染例のうち、5人は子供であり、1人は死亡している。

 

全ての患者は発症前に病気または死亡した家禽との接触歴があった。

 

H5N1インフルエンザは通常、病気の家禽の間で広がるが、時折家禽から人間に感染することがある。

 

その症状は発熱、咳、鼻水、重度の呼吸器疾患を含む。

 

保健省は、特に子供たちの健康を脅かす鳥インフルエンザに対して注意を喚起し、病気または死亡した家禽を食べないように国民に呼びかけている。

 

2003年から現在までの間に、カンボジアでは68件のH5N1インフルエンザの人間感染例が確認されており、そのうち42人が死亡している。

 

 

 

[© poste-kh.com 2016-2024 All Rights Reserved.]
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。

ホットニュース

Choose Classified categories