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<写真:Khmer Times>
国連開発計画(UNDP)は19日、プノンペンにおいて2025年版「人間開発報告書(HDR)」を発表し、カンボジアが人的開発指標(HDI)において顕著な進展を遂げていることを明らかにした。
報告書によれば、1990年以降、カンボジアの平均寿命は15.46年延び、就学期待年数は4.31年、平均就学年数は2.38年増加している。
また、一人当たり国民総所得(GNI)は約307.7%の増加を記録している。
2023年におけるHDIは0.606であり、2022年の0.602からわずかに上昇した。
これにより、カンボジアは193か国・地域中151位に位置づけられ、「中人的開発水準」に分類されている。
HDIは、健康、教育、所得の三分野における達成度を総合的に評価する指標である。
今回の報告書では、世界規模の新たな調査結果も紹介され、カンボジアのような中・低HDI諸国においては、今後1年以内に人工知能(AI)の導入が進み、生産性の向上や教育・医療・労働分野での発展が見込まれるとされている。
発表会に出席した郵便・電気通信相チア・ヴァンデット氏は、カンボジアが後発開発途上国の中でも、包括的な国家AI戦略の策定に積極的に取り組んでいる数少ない国の1つであると述べた。
この国家戦略は、包摂的な経済成長、応答性のある統治、そして長期的な人的開発を目指し、構造的かつ人間中心のアプローチを基盤としている。
UNDPカンボジア常駐代表のアリサール・チャケール氏は、AIの進化と社会への急速な浸透を受け、持続可能な開発の推進力としてAIの可能性を模索する必要性を強調した。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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