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<写真:Khmer Times>
カンボジア保健省は9日、南東部プレイベン州に居住する2歳の女児がH5N1型鳥インフルエンザで死亡したことを発表した。
同省によれば、この女児は9日にH5N1型鳥インフルエンザの陽性反応が確認されていた。
この件に関連して、同省は抗ウイルス剤であるタミフル(オセルタミビル)を女児と直接接触した人々に配布した。
H5N1型鳥インフルエンザは家禽間で広がることが一般的であるが、稀に家禽からヒトへと伝播することもあることが指摘されている。
米国疾病予防管理センター(CDC)によると、野鳥や家禽における高病原性鳥インフルエンザA(H5N1)ウイルスが存在するにもかかわらず、2022年以降のヒトへの感染例は少数であり、そのほとんどが家禽への接触と関連しているという。
2022年以降の報告では、このウイルスのヒトへの感染の原因は、数例を除いて家禽への接触と関連している。
現在、H5N1ウイルスは鳥類や家禽で循環しており、哺乳類への伝播も確認されているため、一般市民への感染リスクは低いとされているが、インフルエンザウイルスの急速な変異とH5N1ウイルスの世界的な流行を背景として、今後はヒトへの感染が懸念される。
公衆衛生上のリスクを判断し、継続的な対策を策定するためには、世界各地での野鳥、家禽、哺乳類、人間に対するウイルスのサーベイランスを継続し、定期的な再評価を行うことが必要である。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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