カンボジアの工場数、約9%増で雇用市場に寄与

カンボジアの工場数、約9%増で雇用市場に寄与
2024年07月31日(水)00時00分 公開
カンボジアの工場数、約9%増で雇用市場に寄与

<写真:Khmer Times>

 

カンボジアの製造業セクターは堅調な成長を遂げており、2024年6月時点で工場数が2175工場に達した。これは前年同月の1997工場と比較して178工場、すなわち8.9%の増加である。

 

この工場の増加は、カンボジアの雇用市場に大きな影響を与えており、同国の経済成長と貧困削減の主要な推進力となっている。

 

報告書によると、製造業の工場は約110万人の地元住民を雇用している。

 

工場数の増加は、衣料品、履物、旅行用品(GFT)の輸出の急増と外国直接投資の増加を反映している。

 

これらのGFT製品の多くはEU、米国、カナダ、英国、RCEP諸国に輸出される。

 

カンボジア商務省の報告によれば、2024年上半期におけるGFT製品の輸出額は62億4000万ドルで、前年同期の53億6000万ドルと比較して16.5%増加した。

 

GFT産業は現在、約1538の工場と支部から成り立ち、主に女性労働者で構成される約91万3000人を雇用している。

 

カンボジア商工会議所の副会長、リン・ヘン氏によると、政府の投資促進政策や戦略的な地理的条件、比較的低い労働コストが外国投資家を引きつけている。

 

中国や韓国との自由貿易協定やRCEPといったメガ貿易協定が、新たな投資を呼び込む助けとなっているという。

 

カンボジア国家銀行によると、製造業セクターはカンボジアの主要な経済推進力の1つである。

 

産業セクターでは、特に米国やEUなどカンボジアの貿易相手国の経済成長が、衣料産業の回復に寄与している。

 

また、非衣料製造業も貿易協定の影響で成長が期待されている。

 

 

 

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